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 今日は一日工場に籠って立ち会い。昼過ぎに休憩から帰ってきた誰かが、おい雪が降ってるぞと話し出す。けっこう大粒の本格的な雪だという。そう言われるとおれも路面の凍結が心配で外の様子が気になってくる。しかしいざ仕事を上がって窓の外を見ると、降っていたのは雪というよりは雨が凍りかけたようなべちゃっとした塊だった。降り始めとは既に様子が変わっているかもしれないし、これはこれで明朝の凍結が心配なことに変わりがないけれど、想像していた"本格的な雪"とはだいぶ差があるのだった。

 ベンチに座って水筒の温かい飲み物を飲みながら、スマートフォンでなんとなく故郷の天気予報を見ると、雪だるまが風に吹かれて斜めになっているマークが付いていた。