日記 7/29

 自分があらゆる物事に触れたとき、「自分が見ているのはほんの一面に過ぎない」ということを常に意識するようになっている。それなりに齢を重ねた者として、それも大切なことには違いない。しかし、そういう捉え方が染みついてきて、何に対しても同じ態度を取ってしまうことにも、疑問を持っている。世の中には、すべてを込めて一瞬を切り取ろうとする営みもきっとある。それに出会った時に、感じ取る感覚や想像力を持てるようにしたい。

 この文章はこのままでは不完全な何かの一部でしかないが、何をきっかけにそう思ったのかもう忘れたし、まだ水曜日だからもう寝る。