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 月曜、祝日、出勤日。ゾロ目の今日は、だいぶ前に亡くなった祖父の誕生日。

 職場の内履きは足の裏が冷えやすいので、100円ショップで買ったフェイクファーの中敷きを敷いた。これは例年やる、今年もそういう時期になった。明日明後日は道路の凍結が心配だ。こればかりは自分で耐えればよいというものではないから、通勤をどうするか悩ましい。

 ちょっと前にもらった洋書の写真集に著者の後書きがあり、それを少しずつ訳してみている。英語が得意なわけでもないから遅々として進まないけれど、一語ずつ確かめながら進めて感じられる著者の文章のリズムが楽しい。母国語はいつから覚え始めたのかもう思い出せないけれど、英語にはある程度成長してから触れ始めたので、以前から知っている単語やフレーズには、10代中盤以降の自分の経験や嗜好が反映されていることに気付くこともある。そういう時は、妙に懐かしい気持ちになったりもする。これはこれでひとつの読書の形なのだろうか。