Imagine

 今週の労働も終了した。雨足が強まるのを恐れて、そわそわしながら帰宅した。

 自宅で、一息ついて便座に座ると、パンツの腰のあたりの裏側の文字の印刷が目に付いた。無印で買ったやつだ。使われている素材や洗濯情報の他に、お問い合わせの電話番号が書いてある。もしも何かご不明な点があったなら、このパンツ自体を見ながらダイヤルを回している自分が想像された。なんか気が抜け過ぎている。そして電話が出てくる画像を想像する時は、未だに子どもの頃に家にあった緑のダイヤル式電話が出てくるのだった。