日記 10/25

 昨年、最新アルバム"Pony"をラジオで聴いて以来、Rex Orange Countyの音楽がとても好きでよく聴いている。ポップで深みのあるアレンジと、独特のちょっと物憂げにも聴こえる歌声。最近公開されたニューヨークのライブ音源は、初めから終わりまで観客が大きな声で歌っていて、あのアルバムが大成功を収めていたことがよく分かる。おれのようなひねくれ者は、そんなライブはいつもなら敬遠したくなるところだが、この音源はこれが気持ちいいというか、彼の音楽が多くの人々からも力強く支持されていることが、素直にうれしくなる。技術的なことは分からないけれど、たとえ日曜日の夜に聴いてもメロディがじんわり沁みてくる。むしろちょっと元気が出なさそうな時にこそ、寄り添ってくれるような音楽かもしれない。

 来日公演は残念ながらキャンセルになって今のところ目途が立っていないようだ。またチャンスがあれば、行ってみたい。


Rex Orange County - Sunflower (Live At Radio City Music Hall)