6月20日

 勤務時間の不規則さが、じわじわと体調に響く。寝たい時間に起き続けていたり、活動しなければならない時に一歩を踏み出せない。気合が足りないと言われれば、返す言葉は、逆ギレの悪態を除いて他に無い。

 レコードやCDを買うのを控えていたせいか、あまり音楽自体を聴かなくなってもいた。聴いてると欲しくもなるからな。ただ、そうしていると自分が望まない騒音や事柄に囲まれる時間の割合が増えすぎて、段々調子を崩していく。自分がそういう状態に陥っているということにも気づけずに、なんとなくできた一人の時間にふと思いついてレコードをかけるとハッとするというか水を得た萎れた植物というか。

 Yo La Tengo "I Can Hear The Heart Beating As One"。久しぶりに聴いた心の一枚と言えるアルバムは、日が長い時期に特にわが心を捉えた。