土曜日のメンテナンス

 休日。早起きして車屋の開店と同時に1年点検をしてもらった。特に問題は無いので、古くなったオイルの交換のみで済んだ。買ってからもうすぐ丸2年、大事に乗っているつもりなので、無事に済んで嬉しい。待っている間、読んでいた文庫本がおもしろかった。雨上がりの空気の中、窓を開けてわざと知らない道を選んで帰った。

 家で昼食を食べて、今度は自転車の整備。こないだ久しぶりに乗ったら後輪がパンクしてしまい、押して帰って来たのだった。修理道具を揃えてどれどれと見てみると、古くなったタイヤが擦り切れて破けてしまい、そこからチューブが露出して起こったパンクであることが分かった。これではパンク修理道具ではどうにもならぬ。なぜもっと早く確認しなかったのか。しかも後輪。タイヤを買ってきてママチャリの後輪を外す手間を考えると、自転車屋で修理してもらう方が楽だ。結局、点検したての車の前の座席を最前まで出してギリギリ自転車を積み込んで、自転車屋に預けてきた。もっと乗りたいし、他の個所もガタが来ないよう整備をサボらないようにしないといけない。

 こないだ買ってノイズが出ていた中古レコードを掃除していくらかきれいに鳴るようにした。古着で買ってボタンが取れていたシャツに、Mがボタンを買ってきて付けてくれた。

 日差しは明るく、風が少し冷たいけど清々しくて、物のメンテナンスをするには良い日和だった。ありがたいなとも思うし、世界中の誰もがこんな何でもない休日を過ごせて然るべきだとも思う。