日記4/14

 おれというやつは口を開けば何かしらの文句ばかり垂れてしまい、気の優しい両親や友人知人を心配させてばかりいる。結局のところ問題を解決したければ不言実行(必要に応じて適宜説明)に限るのであり、おれもよくいるかまってちゃんでしかないのかもしれない。大して気に留めないのは妻ばかりである。

 

 戦争に英雄はいない。今ほどそれを実感する日々はない。ロシアもウクライナも、両国を取り巻く国々も全く薄気味悪い。くだらない。国際政治では当たり前の事柄ばかりなのか知らないが、自分が生きる世界はこんな形をしていたのかと毎日思い知らされている。こんなことの煽りで生活が脅かされたり誰かが死んだりしたら、たまったものではない。しかし命よりも大切なものを守るためにと戦禍の毎日を耐えている人々もいるかと思うと、それも立派な事だと思うので、いい加減なことは何も言えない。自分だったら、あんな状況に置かれたらどうするのだろうかと、また頭の中だけでぐるぐる考えてしまう。