日記 9/10

 これまでいろんな期待を裏切ってきたが、物持ちが良いことだけは、今でもたまに褒められることがある。

 最も長く身に付けている物の一つが財布だ。無印良品で買った、目立った特徴の無い物で、もう20年近く使っているかもしれない。買い換えようとしたこともあったけれど壊れそうで壊れない。

 稼ぎが大したことないとは言え、一体どれほどの金額が出入りしたのか。もしもこの財布に買い物の記憶が残っていたなら、ある意味おれ自身よりもおれのことに詳しくなっていたのかもしれない。金も無いのにまたレコードを買いました今日。