日記 6/6

 少しずつ蒸し暑さが出てきた。マスクをしていると息苦しい。そういう時は蛇口をくいと捻り、顔を水でバシャバシャ洗うのがよい。それくらいはさせてほしい。

 

 先日もらったフリーペーパーに目を通す。対談記事で、今を生きるためのおすすめの本の紹介などが載っている。その中に「答えが出ない問題に答えを出そうとすると失敗します。(中略)答えの出ない状況では答えなんて出さなくても平気、という胆力が最も大事であるという指摘は、まさに今の僕たちに必要なものです。」という発言がある。意図は分かる気がするが、自分にとっては、文章のまま受け取るのは気を付けたいと思う。

 まずは「答えを出さない=考えない」と変に誤解しないことが大事だ(おれの場合)。その上で先の発言のような態度を取るには、まず答えが出る状況か出ない状況か、いつまでに出さなければいけないのかを判断する必要がある。おれはそういうことが苦手で、簡単そうなことに答えを出せずに悩み続けたり、答えの出ないことに安直な判断を下したりしてしまうことがある。学習することや行動に責任を持つことがもっとできるようにならないと先の発言のような割り切り方はなかなかできない気がする。最悪の場合、なんでもかんでも「このことは答えなんて出ないからね」などとすべてを先延ばしにしてしまう甘えにも繋がるかもしれない、のはおれだけか。

 そして答えを出すか出さないかの判断基準は人それぞれで、そこがこの問題の肝のような気もしている。