2021の反省

 土曜、出勤。今日で職場での年内の仕事は終了した。今年もなぜか最後に六連勤だった。細かいことは、早く忘れたいので記さないが、残業夜勤なんでもありで、最後はくたくただった。

 仕事に限らず、今年も様々な場面に立ち会って思うのは、おれは規模の大小に関わらず、人の集まりに加わるのを好ましく思わないということだ。周りに同調させられたり振り回されたりするのは嫌だし、自分に合わせてもらいたいとも思わない。かと言って、ひとりきりで何でもやるほどの根性もないから、きっと適度にバランスを取りながらやっているつもりで、自分の中にじわじわ歪みが増していく。そういうことを何十年も続けてきて、感じる行き詰まり感、ふとよぎる「もうたくさんだ」という感情に、いつどう決着を付けるのか。そんなことは考えても時間の無駄だとして、出来事の楽しかったり嬉しかったりする側面を反芻するようにしたら、どうにか次の日も出かけていく。それでは出かけられない日もある。

 言葉。過去の自分を含む誰かと何かを共有する時に使うことになるこいつは、思っていることの全てを落とし込むことができない。それを分かっていてなお、言葉に自分の行方を任せてしまいがちで、己の力量を高めることに努めもせずに、いつでもやりきれなさを感じている。それを跳ね返す言葉を、おれは見つけられるはずがない。